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Joel Xavier: Lisboa

ポルトガルの若手ジャズギタリストJoel Xavierの5thアルバム。哀愁の泣きのフレーズを聞かせる彼のアコースティックギターをメインに、ベース、アコーディオン、ドラム、そしてゲストでハーモニカ、ヴォーカルを加え、これでもかと言わんばかりに、サウダージ漂う?ギターサウンドをたっぷり聴かせます。夕闇迫る街角のカフェ、レールを軋ませながら坂道を駆け上がるトラム、気が付くと辺りは暮れ、どこからともなく聞こえてくる悲しげなファド・・・そんな哀愁と黄昏の街リスボンの風景が思い浮かんでくるようです。ジャズ、アコースティックギターファンには涙物の傑作となることでしょう。

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Joel Xavier: Lisboa

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1 7 Colinas
2 O Electrico (feat. Toots Thielemans)
3 O Tejo
4 O Castelo
5 O Elevador
6 A Calcada
7 Bairro Alto
8 Fado Vadio
9 O Fado
- I) Gaivota (feat. Carlos do Carmo)
- II) Fado Bailado

お客様の声
渋い、かっこいい、すごく染み込んでくる感じがします。
ギターの音色の醸し出す哀調が泣けます。
ロックでも飲みたくなるようないい雰囲気。
演奏テクニックもなかなかなので安心して聞けるし、酔えます。
隠れた名盤的なイメージがします。
 
 週の土曜日、ザビエルレコードさんのHPで試聴して、一辺に気にいって月曜日に注文、昨日CDを受け取って聴いている。
あまりにもツボにはまった素晴らしいサウンドなので、感激しているのだけれど、あまり頻繁に聴いていると楽曲がメロディアスなので飽きが早く来ないように、意識して少しづつ聴くようにしている。
バルネ・ウィランに「SANCTUARY」(IDA)を聴いた時のように・・・
JOEL XAVIERは1974年、リスボン生まれ。
リスボンというと「リスボン特急」という映画を思い出す。
アラン・ドロンとカトリーヌ・ドヌーブが共演したギャング映画だったはずだけど、内容はあまり覚えていない。
サントラのEP盤を買ってエレピによるイントロが好きで繰り返し聴いたのを思い出す。
ジャズを聴きだす前の話。

最近ではマスターカード(だったか?)のCFで夜のポルトガルの街のように思える景色の映像が流れていたが、私にとって未知の文化圏でありよく分からない。
妹夫妻がスペインに昔数年住んでいた時、ポルトガルに旅行したらしい。
隣の国なのに、スペインに比べポルトガルは貧しく、町並みも汚かったそう。
人々は瞼の奥底に哀しみの表情をひめているような印象をもったそうだ。
明るく情熱的なラテン気質そのもののマドリッドに比べてリスボンの町は妹にそんな印象を抱かせそれ以来二度とポルトガルに旅行しなかったらしい。

このCDを聴いて直ぐにそんな身内のエピソードを思い出してしまったのだけど、JOELXAVIERの音楽はそんなポルトガルの市井の人々の思慮深く、心に皆、ある種の悲しみを宿したような深い情緒を感じさせる音楽だ。
薄暗い石畳の道路に降りしきる雨、裏通りの何処からともなく聴こえてくるファドの響き、港の停泊場の上空を鳥群が飛び交っている。
そんな情景がこの音楽を聴いていると浮かんでくる。

ギターの腕前はぴか一だ。
17歳で初リーダーアルバムをリリース以来、LARRYCORYELL,PAQUITO D`RIVERA,MICHAEL CAMILO,ARTURO SANDOVAL,CHUCHO VALDES,BIRELI LAGRENE,RICHARD GALLIANO,JOEY DEFRANCESCOら著名ミュージシャンと共演、レコーディングした素晴らしい経歴の持ち主。
このアルバムでは2曲目にTOOTS THIELEMANSも参加しており、ツボにはまった素晴らしいプレイを聴かせてくれる。
JOELXAVIERは、共演者や個々のプレイ云々より楽曲の素晴らしさ、トータルなコンセプトで感銘をリスナーに与える素晴らしいギタリストだと思う。