D.D.Synthesisと共にマケドニアン・プログレバンドとして知られるAnastasiaの異色とも言える、マケドニアン・テクノ作品です。
テクノと言っても、いわゆる最近のお洒落でアートな音響系テクノとは違い、80年代クラフトワークや、ディーヴォ、ニッツァー・エブ等を彷彿とさせる、無機質で硬質そして重厚なノイズ・インダストリアル・サウンドが、バルカン独特の哀愁、暗黒、邪悪さ漂うメロディーと相まって妙に不思議な味を醸し出しており、ヘッドフォンで直に聴くとその無機質なサウンドと坦々としたリズムのループが脳髄を直撃するようで、かなり気持ちよくトリップできます。逆にこんな音を今のクラブなんかでかけたら”新しい”のかもしれません。 80年代テクノファン、そしてAnastasiaファン(ファンがいるかは?ですが)は勿論必聴です。
1. Face 4:25
2. Child 5:14
3. O, sea swallow me!
9:09
4. Thanksgiving dream
9:24
5. Slow & sweet 14:28
6. Bridge 1:41
7. Bridge 5:06
8. Nocturnal 5:14
9. Exit 6:19