スペインはムルシア地方(バレンシア州の南)から登場した新人バンドによる快心の1stアルバム。新人らしい清々しさが漂う透き通った女声Voを中心に、フルート、ガイタ、ヴァイオリン、チェロ、ピアノ、キーボード、ギター、ベース、ドラムを基本とした構成からなるこのバンドの繰り出すサウンドは、トラッド、フォークをベースにロック的アレンジした作風で、独特の哀愁を持つメロディが印象的な曲をずらりと並べ、アクティブな曲と哀愁のバラードを織り交ぜながら、リスナーを彼らの世界へ引き込んで行きます。特にクラシカルなピアノをバックに歌い上げるミステリアスなバラードは絶品で、中でも8曲目は胸にグッと迫る名曲中の名曲。トラッド、フォーク、女性ヴォーカルファンは勿論の事、ユーロ・ロックファンは必須と言えるでしょう。
1. tierra
2. saber olvidar
3. el pastor
4. la pastor
5. cancion de cuna
6. akelarre
7. la luna y el sol
8. el viejo sueno
9. caravana zingara
10. lamento
お客様の声 |
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・スペインらしさは感じるも、懐かしきブリティッシュ・トラッドの色彩がとても強いですね。 それでいてポップで洒落ている。 素晴らしいアルバムだと思います。 |
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・す、すばらしい!一聴、スペインのアイオナか!と思いましたが、こちらの方がよりトラッド寄りですね。 とはいっても決して地味ということではなく、とてもデビュー作とは思えないほど、アコースティックと電気の使い方のバランスが絶妙です。 前の曲ほど良さがわかりやすく、あとになるほど渋い、というか深い。恐るべき透明度、イメージ喚起力。 実力がないと、電気部分ははでだけどアコの部分がごまかしが効かない分、あらが出やすいんですよね。 このグループはトラッド部分に、深みがあって、アイオナ以上かも。 すばらしいの一言ですね。ヘドニンガルナを超える存在になるかも。 有名になってもアメリカナイズしませんように。 ありゃ、再入荷で、また即売り切れてやんの。さもありなん。 |