未来と過去、西洋と東洋が共存するエレクトロニック・ジャズロック
ブダペストのフランツ・リスト・音楽アカデミーで教鞭をふるいつつも、自身のレーベルを運営し数多くの作品を制作しているというハンガリー音楽界の”教授”Karoly Binderの作品。数ある作品の中でも、最もラジカルな作品と言えるのが本作です。ロマ(ジプシー)の歌をサンプリングし、グルーヴィーなエレクトリックサウンドとミックスさせる手法は、古くはエニグマ、最近ではディープ・フォレストなどと共通するものがありますが、彼の場合は、よりジャズ色を強めたグルーヴサウンド、つまりフューチャージャズとミックスし、多数のジャズミュージシャンによる生演奏をフィーチャーしている所が特徴でしょう。やはり曲の随所に彼ならではのアカデミックなセンスが散りばめられ、奥の深さを感じさせてくれます。ディープ・フォレスト系、フューチャージャズ系のサウンドがお好きな方にオススメです。
01. Intro 2:10 |
02. Punkosdi Rozsa 6:17 | 試聴 |
03. Awakenings 6:00 |
04. Oriens & Occidens 9:20 | 試聴 |
05. Bujdosik Az Arve Madar 8:26 | 試聴 |
06. Retropolis 6:44 | 試聴 |
07. Market 8:13 | 試聴 |
08. Madarka, Madarka 2:44 |
09. Punkosdi Rozsa (remix) 3:54 |
Binder K醇@roly – piano, synthsizers
Faltay Csaba - keyboards, programming, sampling
Bruzsa G醇@bor – bass, programming
Csepregi Gyula – soprano & tennor sax
Fekete Kov醇@cs Korn醇Pl – trumpet
Borb醇Ply Mih醇@ly – soprano & tennor sax, tarogato
Sz醇uke Szabolcs – sarangi, gadukla
Juh醇@sz Endre - oboe
■ お客様の声
おすすめ度 | johndoe様 | 2009-05-31 |
この作品の革新性にはビックリ! Retropolis なんて意味深なアルバムタイトルの割には結構新しい事に挑む精神がスゴい。 基本はジャズなんでしょうけど、そのジャズをやらせてもドラムが打ち込みなのにエモーショナル。 是非ともライブが見たい! |