前作「Silent Voyage」が素晴らしい傑作だったギリシャの作曲家兼キーボードプレーヤーVangelis Katsoulisの6作目('05年度最新作)。Paolo Fresu,Arild Andersen,Bendik Hofsethなど前作と同様豪華メンバーを迎え、更に進化したサウンドを展開します。壮大でドラマチック、そしてメロディアスな楽曲に加え、ラップをを導入したクラブ系サウンドまでカバーするなど、サウンドの幅に広がりを感じさせます。もちろん美声女性スキャットも健在、リスナーを夢見心地の空間へと誘います。圧巻は20分弱にも及ぶ大作となった3曲目。この人の作品は、ジャズ的アプローチを取っていますが、ドラマチックな曲の展開、SEの導入による情景描写など、実体はほとんどプログレといっても良いでしょう。ジャズファン、プログレファンはもとより、音楽の素晴らしさを実感した方全てに大推薦。買って後悔はさせません!
1. No Sound But The
Wind
2. The Touch
3. The Most Precious
Thing (Was Always Here)
4. Those Green Eyes
5. In The Shadow Of A Kiss
6. Belongs To The Past
7. Hust To Please You
8. Only Now
9. Where Are You Leading Me?
10. An Unbearably Short Glance
■ お客様の声
おすすめ度 | チンコ丸様 | 2008-05-17 |
アレンジ能力と、声の配置に唸らされる作品です。 |