ネオクラシカルとエレクトロゴシック等が綯い交ぜになったシアトリカルチックな世界観は1stアルバムを聞いた時より暗く、妖しさと不気味さを増し、女性ボーカルと男性ボーカルが交互に悲しげだったり勇ましかったり、時より何かに追い詰められたかのようにがなりたてるように歌いあげる。チェロやアコーディオン、バイオリンなどの管楽器も入りこれぞゴシックだ!と思わずにはいられない世界観にゾクゾクする。まるでテリーギリアムの映画の雰囲気を感じさせる。個人的に6曲目がお気に入り。このアルバム唯一のシンセポップなエレクトロ曲でメルディアスで格好良いです。