初期のころのオーケストレーションをふんだんに使ったそれこそELENDにも通じるような神秘的な荘厳さを期待していたのだが、
今回のサウンドは非常にコンパクトな世界観で、Artesiaの新作かと思ってしまい拍子抜けをしてしまいました。サウンドもあまり面白いとは思わず、一番ひどいのは豪華ブックレットにもかかわらずCDのトレイが紙パックという安っぽさ。CDを出した途端、傷だらけになっていたのが残念でした。
正直に告白すると、このアルバムで初めてイラストレーターのVictoria Francesさんの存在を知った私めに大層な事は言えませんが、ダークさの中に何と言いますか「可憐さ?」とでも言えばいいのか?何とも言えない哀愁があります。
この感覚は日本人好みのものだと思います。
聴く度に何か得も言われぬ感覚に溢れます。
総評: 3.0 (2件)