アルゼンチンの4人組によるダブルアルバム。
ジスモンチを想起させるような1曲目で幕が開く。
端正なモダンジャズの随所に、フォルクローレのリズムや南米特有の歌うようなメロディが顔を出す。ゆったりとした美しい楽曲とセンスのよいアレンジでくつろいで聴くことができる。ピアノのアレハンドロ・マンソーニはじめとするメンバーのオリジナル曲に加え、アルゼンチン・ロックのレオン・ヒエコ、フィト・パエスによる代表的作品も楽しめる。貴重なライブ映像が4篇収録されいるのも嬉しい。
マンソーニの優しいピアノタッチには、クラシックのアルバムを聴いた後のような味わいが残る。