『文句のつけようがありません、恐れ入りました。』という言葉が最もぴったりくる作品の1枚だということはまず間違い無いです。かっこいいし、曲、テクニック、全体の構成、、、ちょっと完璧過ぎない?って言う感じです。
あえて特筆するとすれば、やはりピアノですかね。ジャズピアノ好きなのでよけいかも知れませんが、やられまくりです。感覚的な表現ばかりですが、どうしてもそういう感想になってしまいます。ゴジャゴジャ言わず黙って聞け、と言える最高の1枚です。
JAZZやROCKをメインで聞いていると、気分転換にこういうのもいいな、と思わせる快作ですね。作品としてはとてもしっかりしているけど、肩に力を入れず聞き流しもできる感じです。単なるラテンというのではないところもまたおもしろいです。
基本的にミリタリチックでダーククラシカルな音楽性ですが、昔に比べてよりビートが強力になりボーカルパートや音数が増えて聞きやすくメロディアスになりました。生歌で歌ってる曲もあります。4曲目のサビの合唱は鳥肌が立つほど迫力があり、7曲目のクラシカルなストリングスは感動的です。アルバムの内容もコンパクトで個人的にかなり気に入りました。
現時点での最新作と比べるとこの頃はCMI的なダークアビエント寄りですが、このユニットの音楽性はこの時点で十分に発揮されています。一曲目からミリタリチックなドラムとクラシカルなメロディーが炸裂し迫力があります。美しい曲もあり、ピアノやバイオリンなどの音も使われていてどの曲も質が高いです。個人的なお気に入りはサビの合唱が感動的なバラードの4曲目です。
ジョンマクラフリンのお墨付きのジャズギタリストとくれば聴かない訳にはいかないです。メセニーとも競演歴がありますし実力は大変な方なのでしょう。ピアノがパワフルですが後半は収まって気持ちよく聴けました。
かっくいいです。こういうのをCoolっていうのでしょうか。洗練されているし、当然飽きもこないし、Jazzとはちょっと雰囲気の違う曲もアクセントになっていてとてもいいです。曲ごとの質も粒ぞろいで、アルバム全体としてもすごく気に入ってます。
アバンギャルドな感じもしますが、難解とは感じません。ボーカルとのからみもおもしろいです。キャッチーではなく、じっくり聞き込みたいタイプのレベルの高いアルバムですね。
ラテンフレーバーに満ち溢れた傑作。国名を聞かされなければ南米のグループと誤認してしまうほど。2曲目のバラードは珠玉の一品。南米マニアにオススメです。
スペイン特集の際に購入、爪弾かれるアコギのフレーズはクラシカルともスペイン独特のフラメンコ調とも取れる。男女ヴォーカルの使い分けも見事。全体を通して悲哀的な進行をするがこの手の音が好きな人にはたまらない作品。
退廃的ながら重すぎず、ストーリーを感じさせる構成でとても聞き応えがあります。プログレ的で緻密であり、同じリフレインの繰り返しが多いのに聞き飽きません。どこかフロイトに通じる面を感じるのは私だけ?大変ハイレベルな作品で満足してます。