ひたすら美しいアンビエント、アコースティックギターのメロディーと透明感のある可愛らしい女性ボーカルが一体になったエレクトロポップが心地よく、どこか寂しげでしっとりとした音世界に癒されます。一曲一曲に個性があり質が高くキャッチーで親しみやすいので好感が持てます。特に5曲目がお気に入りです。サビの部分が美しいです。DELLERIUMが好きならきっと気に入るはずです。
まるでジャケットの絵のように暗黒舞踏や宗教的儀式を思わせる不気味かつミステリアスなエレクトロワールドに引き込まれました。それでいてサビは結構キャッチーで親しみやすく、女性ソプラノや管楽器も導入されこれぞゴシックって感じ。個人的なお気に入りは4.10曲目。ノリの良いダンサンブルな曲。DAS ICHが好き人のおススメです。
アルゼンチンの4人組によるダブルアルバム。
ジスモンチを想起させるような1曲目で幕が開く。
端正なモダンジャズの随所に、フォルクローレのリズムや南米特有の歌うようなメロディが顔を出す。ゆったりとした美しい楽曲とセンスのよいアレンジでくつろいで聴くことができる。ピアノのアレハンドロ・マンソーニはじめとするメンバーのオリジナル曲に加え、アルゼンチン・ロックのレオン・ヒエコ、フィト・パエスによる代表的作品も楽しめる。貴重なライブ映像が4篇収録されいるのも嬉しい。
マンソーニの優しいピアノタッチには、クラシックのアルバムを聴いた後のような味わいが残る。
いいですねえぇ。多少雰囲気に懐かしさも感じてしまいますが、適度にスパイスもきいていながらも、且つ、安心して聞けます。スネアの音が結構おもしろいですね。また、バックにこのようなコーラスを持ってくるのは70年代フュージョンではあまりなかったと思うので、結構新鮮さも感じます。良質でメロウな、でいながら聞き応えのある作品だと思います。
ラテン系という感じがしない、むしろイタリアあたり?とさえ思ってしまいます。がヨーロッパの重さは無い。そういう意味で国籍感が希薄というか、不思議な感じもします。構成・メロディラインの作りが実にプログレしている感じですね。インスト部分もそんなに音が分厚いわけではないけど、十分雰囲気出ているし、おもしろい作品だと思います。ただもう少し強引なところがあってもいいかな、、、と思いました。これは好みの問題かも知れませんが。
不思議なハウスという感じ。BGMのつもりで流していても、いつの間にか引っ張り込まれているような感覚です。かといってすごくアピールしてくるわけでもなく、重くもなく軽すぎず。絶妙な雰囲気です。
これはいい!ポップなんだけど、単純なポップスではなく、しっかり個性を出してしかも曲、作品としてもきっちりまとめていますね。結構キャッチーなんだけど決して聞き飽きない工夫がいっぱい詰まった秀作だと思います。独自の世界を丁寧に構築できています。歌唱スタイルもばっちり曲・構成にマッチしていて安心して楽しめます。非常にレベルの高い作品だとおもいました。
溶けるような、漂うような雰囲気のアルバムで気持ちいいのですが、曲想、歌い方にもう少し変化がほしいですね。声はいい感じだし、歌唱力は問題無いと思いますますので、これからもっといろんな曲想の曲へ幅を広げていってほしいです。そういう点で伸びしろはあると思うので4つにしました。