平穏。しかし、かかる状況の継続は、我が精神の平常を保つを潔しとしない。かかる状況は、情動の発露たる衝動によって打ち砕かれ続けなければならないのである。発作的に切り込む怒涛のリズム、わめき散らす女声。のたうちまわる身体。美しい。。。文句なしに美しい。これは私にとっての精神安定剤である。
まず一曲目の鳴り響くオルガンが非常に重く2曲目からガンガン鳴り響く金属音のダークなクラシカルな楽曲等、全体的に重くファシズムの様な恐怖を感じさせます。5、10曲目とかは曲の展開が格好良いです。初期LAIBACHが好きな人にはおススメ。
全体的に格好良いビートと美しいシンセ、一本調子にならない曲の展開、そしてだみ声だけどしっかりメロディーを歌うので飽きがきません。2曲目はアルバム中一番テンポの速く格好良いです。後半テンポがダウンするけど一曲一曲のクオリティーが高いのでおススメ。
初期のころのオーケストレーションをふんだんに使ったそれこそELENDにも通じるような神秘的な荘厳さを期待していたのだが、
今回のサウンドは非常にコンパクトな世界観で、Artesiaの新作かと思ってしまい拍子抜けをしてしまいました。サウンドもあまり面白いとは思わず、一番ひどいのは豪華ブックレットにもかかわらずCDのトレイが紙パックという安っぽさ。CDを出した途端、傷だらけになっていたのが残念でした。
私が人生で初めて購入したアンビエントCDです。このアルバムに満足してしまって、他のアンビエントCDに手を出せないでいます。
ピアノの旋律や女性ボーカルに癒され、民族楽器の音色の悲しさが心に染み渡ります。
さらに曲がスローテンポであったら、体が蕩けてしまうだろうなぁと思いました。
まさにA・フィリップス好きにはたまらない作品。クラシカルなギター、哀愁漂うチェロなど小作品ながらも心地良さを感じるアルバム。