自分は、タンゴ+現代音楽、みたいな触れ込みに滅法弱くて、多分に漏れずこの紹介文に釣られてしまったのですが、タンゴ云々とかいうカテゴライズでは語り得ない、不思議な浮遊感と美しさに満ちた、言葉にするのも勿体無いぐらいの名アコースティック演奏だと思います。
いつのまにかリリースされていて気が付いたら入手困難な状態でした。ザビエル様にて在庫がございましたので助かりました。
M-1は後期コクトーツインズのような音でびっくり。ヴォーカルスタイルがElizabeth Fraser嬢そっくりです。コクトーツインズ好きの私のような者にとって、このようなバンドが存在してくれているととても嬉しいです。
全体的にアルバムタイトル通り(?)まろやかで優しいサウンドがとても心地よいですね。聴いているとだんだんまどろんでゆくので、お休みタイムミュージックとしても最適だと思います。
まるでシンフォニックなプログレでも始まるのか、と思わせるスタートから引きつけます。リトアニアにこんな素晴らしい音楽があったとは、新しい発見です。
出だしから実にカッコイイ。
1曲目や6曲目の様にリズムを強調した曲がありますが、全体としてゆったりリラックスして聴ける作品です。
2年前にプラハを訪問した際に、小林店長のお勧めライブハウスで彼の演奏を聴くことが出来ました。比較的オーソドックスなJAZZを演奏していましたが、こんな凄い作品を発表していたとは。もはやジャンル分けは意味をなさない、傑作です。
ただただ感動しました。CAPRICEの世界観には欧州の空、空気、風、水、人の人生、歴史の悲劇などが完全に音楽の中に染み込んでいますね。もっとたくさんの人達に聞いてもらいたいと思います。
素敵で密度の濃い演奏でした♪
楽曲が豊かで予測不可能で、何回聴いても飽きません。出来れば編成メンバーの写真とプロフィールを知りたい所★ぜひこのグループの他のCDも聴いてみたいです。