AnnaMariaJopekのアルバムはどれも音楽性・技術ともに素晴らしいです。ハーモニーのセンスとコードのチェンジは高い音楽性を感じます。繊細で上品かつ情熱的。彼女の音楽には慈悲と慈愛があふれています。クリエイティブとはこういうことだと実感させられます。欧州にはこのような素晴らしいアーティストがたくさんいるのでしょうか?アメリカ文化ばかりの日本にもっとヨーロッパ文化を入れてほしいですね。
曲の世界も歌唱自体もちょっとロリーナマッケニットを思わせますが、ロリーナマッケニットほどの緊張感をともなわない分でほどよく優しい聞きやすさがあると思います。
ドラマティックな展開や美しいメロディー、独特の声質などたしかに解説にあるようにマッケニットとサラマクラクランの良いとこどりをしてるようにも思います。反面で尖った個性を感じる訳ではありませんが、ヘブンリーヴォイスファンは安心して聴けると思います。
最近のちょっとお気に入りです。
ザビエルさん一押しでしたが・・・。確かにジスモンチ、パスコアルに近い感じはしますが、もう一捻り工夫が欲しかったと思います。レベルの高さは折り紙つきですね。
事前にチリの新人バンドANACHRONOSを聴いてしまい、比較すると演奏技術や曲調などどうしても見劣りしてしまう。要は完成度の問題だが・・・。但し今後伸びる可能性を秘めたグループではあります。
初めてアルゼンチン音響派を聴きましたが、浮遊感のあるシンセや温かみのあるメロディーなどはVANGELISにも通ずるものがあります。リズムのジャジーな部分は好みが分かれるところでしょうか?
J・L・BORGESの短編小説の架空の地名から取ったと思われるグループ名UQBARだが、そのサウンドは哀愁的なチェンバー・スタイル。リズム隊が居ないことでより一音一音が明確に理解出来、叙情的な音に浸れる。