ザビエル・レコードさんの作品紹介に現代ポーランドを代表するピアニストとあったので(こちらの勝手な想像もはたらき)、フォーマルで堅苦しい作品かと思ったら、途中からプログレ風展開となり以外にロック色もありいけますね。
2000枚限定のレア盤!なんて前フリがなくても十分上質な作品でした。
こんなにデキがいいのならわざわざ2000枚限定なんてコト言わないでもっと多くの人々に聴けるようなディストリビューションをしればいいのに!
どちらかというとシングルピックアップでナチュラルなトーンを出すブルースギタリストと思います。頑固一徹というよりは柔軟性があって、多彩なフレーズが楽しめます。
ラストの曲は初期のマハビシュヌを意識しているように感じました。
1曲目のメロディー欄が特に印象的です。ほのかに南米の香りがするのも気に入っています。
ちなみに、これが良かったのでもう一枚のアルバムも購入しました。
Dead Can Danceよりももっと純粋な民族音楽という印象ですね。まさかUSAでこの音楽性とはびっくりですが、エスニック好きにはたまりませんよ!
DCDのLisa GerrardやIrfanのDenitzaの歌のうまさは半端ないですが、このSonja Drakulichも本当にいい声してます。
個人的にはDCDやIrfanの音楽性とは割と違う気がしますが...
爽快なバルカン・ジャズ。
全体的にはとても洗練されたジャズ・ピアノトリオの作品ですが、所々顔をのぞかせるバルカン・ダンス音楽の旋律は新鮮です。バルカン音楽とジャズの相性は良く、部分的にはAREAのキーボディスト、パトリッツィオ・ファリセッリのソロ作品を彷彿させる場面も。
このコンピレーションは単なる編集盤の域をを超えていますね。
内容は文句のつけようがなく、大変充実してます。
これだけ多種多様なアーティストを収録しながら散漫な印象を受けないのは、コンセプトがしっかりしているのでしょう。
余談ですが、Prikosnovenieレーベルですが結構多作ですね。(よくネタが尽きないなぁ~。凄い!)
いつもながら牧歌的な雰囲気から始まるアルバムで、さながら地中海を旅しているような気分になります。
このCorde Obliqueはアコースティックとクラシカルが矛盾せず同居して且つ、非常に高いレベルでそれらが融合している類まれなるアーティストだと思います。
楽曲がどの曲の素晴しく、女性ボーカルの唱法のせいもあってか情熱を感じます。(この情熱的なボーカルがとってもいい!)
左ききのゴーシュももうこれで最後。寂しいですね。
1stアルバムからアルバム発表毎に確実に成長している(内容が充実している)のがわかります。
他のアーティストには無い瑞々しさがあり、このアルバムではその瑞々しさとアルバムのコンセプトである死が両極端に振幅して独特の世界があります。
好きなアーティストなのでこれでお別れもつらいのですが、今後の活躍を期待してます。